パルプモウルドの特徴
植物繊維を含む古紙等の材料を、水に溶かした泥漿(でいしょう)に、 成形型(抄き型)を浸漬し、型の細孔を通して泥漿を吸引し、 均一に金網に付着させた後、剥離し、乾燥させたものをパルプモールドといいます。 水と古紙(植物繊維)が主原料ですので有害な物質はなく使った水も浄化し、 自然へ返しています。 最終的に自然に返るまで循環する再生可能なバイオマス資源です。 新聞紙やダンボールといった生活の中で使い終わった古紙を捨てずに、 住民の意志で集められ、新しいプロダクトへと生まれ変わり今と未来に役立てます。 このサイクルは、延々と繰り返される終わりのない取り組みが特徴です。
安城市の小・中学校、町内会、子ども会の資源回収をはじめ企業の機密文書処理などの古紙。
古紙を、古新聞紙・雑誌・ダンボールなど性質が似ている種類ごとに使用します。
水の中に古紙を入れかきまぜ、パルプの繊維に解離・溶解すると、どろどろの原液になります。
スクリーンという機械で、原料の中の古新聞・チラシなどを縛ってあったヒモや、古雑誌・ダンボール類等に使われる金具などの金属類、さらにビニールコートされた紙など、難溶解性のゴミを取り除きます。
精選された原料を、最新の機械で成型します。
乾燥機に成型された製品を入れ、乾燥して仕上げます。
仕上がった製品は、製品にあった形状に梱包され、お客様に出荷されます。
たまごパックをはじめ青果物、野菜の鮮度保持や作業効率の向上を図るため広く利用されています。 プラスチックに変わる製品開発をすすめ、工業用緩衝材としての需要も高まりつつあります。
リサイクル資源として回収され再びパルプモウルドの原料として利用されます。資源として再利用されなかったパルプモウルドは長い年月をかけて地球の大地にかえります。
Positive chargeability (電気伝導性)
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循環型社会を支える、再資源化 紙成形品。環境に優しいエコ素材。
安城市の排出ゴミ量(65000t/年)に含まれる紙資源の20%を削減。
企業の機密文書を緩衝材へと再資源化するために日々、進化しつづけます。
「未来の地球のために」日本モウルド工業グループができること。